色々な職業がありますが、落語家になるには、まず、新弟子として、落語協会や落語芸術協会、上方落語協会などが認定した真打ちの師匠のもとに、入門が認められなければなりません。弟子入りには、高校卒業程度の学力と知識が望まれます。そして、弟子入りして、修行を積みます。まず、「前座」という階級から始まり、数年修行の後、「二つ目」になり、その後何年か修行を続け、昇級会議で認められて、「真打ち」となります。
漫才師やお笑いの仕事に就くには、いろいろな会社の養成所や学校があるようですが、落語家を目指す人には、NSCみたいな養成所もないですからね。断られても断られてもひたすら頼み込むしかないのではないでしょうか。それが、日本の伝統を守って行く人としての姿のあり方かなぁ、と思う気持ちもあります。
そもそも落語家とはどんな仕事のことを指しているのでしょうか。落語家は、落語を演じて視聴させることを職業とする人のことを指しています。戦前は、寄席がおもな活動の拠点で、グループを組んで地方公演も行っていましたが、戦後はその話術を生かしテレビやラジオの司会業、パーソナリティなどの副業をすることも多くなってきたようです。「話家」「噺家」「咄家」は、「落語家」の古い表現であると言われています。
まず、落語家に弟子入りし、「見習い」というものに就きます。弟子入りを志願した師匠から入門の許可を得た落語家の卵のことです。入門したあと、前座名を師匠から貰い、前座登録をして、前座として楽屋入りするまでは「見習い」と呼ばれています。正規の身分制度にはもともと存在していないようです。前座の数が多いのでそれまでの待機をします。
おもに師匠宅で師匠・その家族のために家事などの下働き・雑用をすることが仕事となるようです。休みはありません。昔は師匠宅に住み込みで身の回りの世話をすることもありましたが、現在は通いの方が多いのだそうです。食事は師匠宅でするので、食費はかかりません。住み込みであれば、家賃や衣装代も要らないようです。
娯楽等を楽しむことは禁じられているのだとか…。見習い、前座、二つ目を過ぎると、「芯を打つ」ことから転じた、真打という制度へ行くことが出来ます。蝋燭は江戸時代の室内照明であり、それを打つ、消すのは最後に上がる出番の落語家が演じ終わってからです。つまりトリのみが消すことができるということで、芯を打てる=真打になっているのだとか。
その名の通り寄席でトリを務めることができる資格が与えられるほか、敬称が「師匠」となります。